昨日、84歳の母ちんが突然こんなことを言い出した。
「YouTuberになりたい!」
「???!!!」
母ちんがYouTuber?!
何系YouTuber?!
できるとしたら、『分かりやすく言葉の意味を教えてくれる教育系YouTuber』なんてありかな〜と一瞬のうちに、思考がめぐる。
すると「AjuみたいなYouTuberになりたい」と続けて言った。
「AjuみたいなYouTuber??」そういえば、私はよく昼ご飯のお供にスマホを見ている。
「何見てるの?」
「YouTube!!」
こんな会話をきっと何回もしていたのだろう。母ちんは私みたいに、視聴する側のYouTuberになりたかったのだ。
私たちからすれば、YouTuberは発信する人と思うけど、母ちんからすれば、YouTubeを見る人のことをYouTuberだと思うのも、分からないでもない。それよりも、いかに私がYouTubeを見てると答えてきたのか、今から思うと恐ろしくもある。
ということで、少しずつ、YouTubeの使い方を一緒に勉強することにした。これまで、ガラケーだった母ちんは、スマホに変えてから写真も撮れるようになった。LINEでやりとりもできるようになった。コピペのやり方を教えてあげると、「あら便利!」と使い始め、Bluetoothスピーカーをプレゼントしてからは、よく部屋からクラシックが聞こえてくる。
母ちんがYouTuberになるのも、そう遠くないだろう。