「日記」音楽の楽しみ方

音楽を聴くのが好きだ。
絵を描く時は、いつも音楽を聴いている。
楽器の音・リズムが心地いい。
これから描く絵の風景を頭の中に浮かべて、音楽を聴く。

音楽は風になって、私をその風景の中へ誘う。
風と一緒にいるから、いつも上空から街並みを見ている。
その後ゆっくり流れながら地上へふわりと降りる。
風と一緒にいると、やわらかい気持ちになったり、外との世界と離れて、自分の中の風景と対話しているような気持ちなる。

だから、一生懸命描いたとか、苦労して描いたという作品があまりない。
本当は苦労して描いたほうがいいのだろうけど、描いている時はいつも気持ちがいい。

私は音楽を聞いても、歌詞が頭に入ってこない。
どんな音も同じ大きさで聞こえてしまう耳を持っているからなのか、
音楽を聴いていると、歌う人の歌詞の内容を理解するのが難しい。

でも、心を歌うようなフォークギターの音、鼓動のような太鼓の音、音楽の根になるようなドラムの音、透き通ったピアノの音が伝える切なさや美しさが聞こえると嬉しくなる。

音だけで、心がワクワクしたり、しんみりしたり、いろんな感情が湧いてくる。
音だけで、心に届く音楽はたくさんある。

先日、ライブ配信で「ちむぐぐる」さんの曲を聴いた。
絵を描きながら聴くつもりだったけど、目をつむって聴いていた。
歌詞がまだはっきりと分かっていないけど、音の流れ方が好きだ。
歌う人の声が、楽器に聞こえる瞬間も大好きだ。

人の話をきちんと聞けないことに劣等感を抱いてきたけど、音楽を聴く時は、どんな聴き方になっても、自分なりの楽しみ方があるから好きだ。歌詞を聞けないからと言って、責められることもない。

もし、歌詞をきちんと聞けるのなら、また違った楽しみ方があるのだろうけど、まあ、いいじゃないか。

少し前のブログで、小堺一機さんの書かれた記事から、思ったことを書いたけど、今、
「いいなあ、お前、人と違う音が聞こえるんだから」
と言われたら、「まぁ、いいか」と思う自分がいる。

自分の中で聞こえ方は変わっていないのに、音楽であれば違う聞こえ方があっていいになるけど、話をきちんと聞くとなるとつまづいてしまう。

その違いに、悩む日もあるけど、どうすれば聞こえやすくなるか、一緒に探してくれた人たちがいるから、言葉を聞き流すということはしないでいたい。少し理解に時間がかかるけど、言葉に込められた意味をきちんと知りたい。

*これからは世界も旅しながら歌う「ちむぐくる」さん、私が一方的に知っているだけですが、私も絵を描きながら世界を旅する予定なので、旅路が交差した時は、また素敵な音楽を聴かせてください。紅白出られますように!!

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