[日記]明日の準備

明日は母ちんの誕生日。

今年は何かいつもと違うものをプレゼントしたいと思って、去年から考えていたこと。

「文章をプレゼントしたい」

私は、母ちん・せんせいと出会うまで、知っている言葉の数が少なかった。
文字に対する苦手意識、話し言葉の稚拙さが自分でも嫌いで、話すこと嫌だった。

心ではこんなに考えているのに、声に出すとどうしてこんなに違うのだろうと不思議で仕方なかった。
言葉の代わりに、伝えたい映像やシーンが自分には見えているのに、それをどうやって言葉に訳せばいいのか分からなかった。

人の話し言葉についていけなかったり、うまく話せなくて、言葉に自信がなかった。

それなのに、今は「よくしゃべるねぇ」「ちょっと黙ってぇ〜」と言われるくらい、言葉が身近にある。
言葉を大切にできるようになったのは、母ちん・せんせいのおかげだ。

言葉の一つ一つを大切にする母ちん・せんせいたちは、私の伝えたい言葉が出てくるまで待ってくれた。
15分経っても、30分経っても、1日経っても「ゆっくり考えていいんだよ」という雰囲気と「いつまでも待っているからね」とおおらかな気持ちで待ってくれる。
「要点は?」「結局はこう言いたいんでしょ?」と言われないだけで、とても安心した。

「楽しいと言えばいいけど、本当は少し違う」
「そうなんだ。どんな風に違うの?」

「こういうことを言いたい訳じゃない。言葉が違う!」
「それじゃどういう言葉がなのかなぁ。〇〇?〇〇?」

たとえその時にうまく伝えられなくても、
「あの時、こういうことが言いたかった」
と言えば、
「そんな風に思ってたんだ。ありがとう。言葉がどんどん豊かになっていくね」と言ってくれる。

「話すのが嫌な時は文字で伝えてもいい」そう言ってもくれた。
母ちんは私の文章のことも「Ajuらしいいい文章だね」と言ってくれる。

今年に入ってブログを書こうと思ったのは、母ちんにこの3ヶ月分の文章をプレゼントしたかったから。

恥ずかしいことも、普段伝えられないことも、文字でなら伝えられる。
反抗期も重なって、素直になれないけど、言葉を教えてくれてありがとう。

明日はこの文章たちと一緒にプレゼントするお酒を買いに行くんだ♪
いいお酒と巡り合いますように!

85歳のお誕生日おめでとう!

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