[2021]日本体力医学会、無事に終えることができました

日本体力医学会、無事に終えることができました。
今日、「運動は苦手だけど、嫌いじゃない〜特性とうまく付き合う〜」というタイトルでお話させていただきました。
広沢先生、Aju、せんせいの順番に発表し、永富先生の司会により、スムーズに行うことができました。
貴重な機会と楽しい時間をありがとうございました!

最後の質疑応答で、1つうまく答えられなかったのが心残りで、今、伝えられる回答をここに書きたいと思います。もし、質問された方がここにたどり着いて、この文章を読んでいただけると嬉しです。

・運動が続かない、疲れやすく運動の機会を作ることが難しい子どもがいる。何かいい運動方法はありますか。

広沢先生がおっしゃっていたように、自分の運動できるバッテリー残量を知って、運動できる日だけ運動する。せんせいも言っていたように、部屋の中で身体を動かす。日常の動きの中で負荷をかける。などすごくいいアイデアですね!
私はそのお子さんと同じように疲れやすさがあり、小さい頃から今まで、昼寝をしないで1日を過ごせたことがほとんどありません。学校から帰ると少し寝て、スイミングスクールへ。運動をしてからは、宿題は疲れてできないので、身体を動かす前にすることを心掛けてきました。現在も、早朝のアルバイトを終えると、身体がクタクタで、昼寝をしないと次のやりたいこと(絵を描いたり、スケッチに外出したり)ができません。疲れなければもっと色々なことができるのにと、体力のある人を羨ましく思います。
コロナ禍になって、運動量がガクンと減ったこともあり、せんせいに誘われて自宅で筋トレをするようになりましたが、それも時間帯をとても大切にしていて、自分のしたいこと(絵を描く、何か勉強をするなど)を終えた夕方にすることが多いです。筋トレ後は、お風呂に入ってご飯を食べて寝るだけという、1日の活動がほとんど終わる時間帯に運動をするようにしています。

たまたま昨日の新聞で養老孟司さんの書かれた記事の、「健康保持のために何か運動をしていますかと聞かれると、虫捕りが唯一の運動ですと答えるようにしている」という一文を読んで、運動が目的ではなく、目的に運動がひっついていた。という感覚でもいいんだと思いました。その時に、私は宇宙や天体が好きなので、これから涼しくなる季節、薄暗くなる頃に星座を見に外に出るのもいいのかなと思考が巡りました。(1日の終わりの時間帯だし、いいかも?!)

お子さんに合った、1日の中でもう疲れてもいい時間帯の外出・運動や、運動と趣味(好きなこと)を組み合わせられるといいなと思います。

 

今年で発達障がいと診断を受けて10年が経ちました。10年前には想像できなかった自分の姿にとても驚いています。自分の特性について、多くの人の前で話すことができるようになり、できれば自分の経験が、生きにくいと感じている人たちの一歩を踏み出すエネルギーになるようなことができればいいなと思っています。

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