【2022】書籍出版のお知らせ

「書籍出版のお知らせ」

ミネルヴァ書房から書籍「発達障がいを生きない」が出版されることになりました。
なんと、書き始めから4年かかりました。

周囲から「なんかちょっと変わってるよね」と言われ、自分自身、どこか大多数の人と違っていると感じてきましたが、それなりに過ごせていました。高校生になって「場」の空気が読めないことを始めとして、「生きづらさ」に苦しむようになり、大学3年生の時に、発達障がい(アスペルガー症候群)と診断されました。大学生活は、授業に出られない、うまくみんなと話せないなど、大変な時間でした。そんな中、大学1年生の時に担任の先生だった、共著者の「せんせい」と出会いました。

診断を受けてから、自分が何者かわからなくなり、「障がい」という言葉に翻弄され続けましたが、いつもそばにいてくれたのが、せんせいでした。一人だと押しつぶされそうなことでも、せんせいが一緒だと思うと少し踏ん張れました。パニックが起きた時も、せんせいは私を責めず、原因や次にそうならない方法、もし次になった時の対処法を一緒に考えてくれました。

初めは、こんなにめんどくさくて、手のかかる学生(私)にどうしてそんなにやさしくしてくれるんだろうと不思議に思っていました。次に思ったのは、先生と学生という関係の間だけだろうということでした。でも、診断から半年後、一人になる空間と時間が私に必要だろうと、せんせいは、せんせいの実家の離れに暮らすよう提案してくれました。2012年1月、私はせんせいの実家で暮らし始めました。信じられないことに10年後の今も、私はせんせいの実家で、せんせい母とせんせいと三人で暮らしています。こんなに長くせんせいと一緒にいるなんて、誰も、当の私自身も考えませんでした。

診断当時、「こんなしんどいことも、いつかこんな日もあったねと、一緒に笑おうね」と、せんせいは言いました。これから先、大変なことが待ち受けているとわかっていた私に、自分は一人じゃないと思わせてくれ、灯りを照らしてくれました。このことばをずっと握りしめ、放さずに、一緒に一歩ずつ歩んだ先に今がありました。

大学の先生と学生からスタートした関係は、ひととひととの関係に変わったような気がします。

私とせんせいは、一緒に歩み始めた時、こう話しました。「自分たちの歩いてきた道が、これから歩こうとする人たちの道しるべになるような歩き方をしようね」と。

この本が、同じ悩みやしんどさを抱えている人の道しるべになりますように。
これから歩く人たちの心の支えになりますように。
みなさんの次の一歩を踏み出すエネルギーになりますように。

そんな思いを込めてせんせいと書いた本です。

ぜひ手にとってみてください。
本の詳細はこちら
https://www.minervashobo.co.jp/book/b598014.html

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