[2017]東海道五十三次を終えました

東京での生活を終えて、大阪に戻ることになった2017年4月。大好きな新幹線でビューンと帰ろうかと思っていましたが、せっかく東京から大阪に帰るのだから・・・。
なぜ歩こうと思ったのかというと、夏に福島県へ山下清展を見に行った時、売店で売っていた山下清の東海道五十三次の画集を見て、自分もやってみたい!という思いが込み上げてきたからです。
歩いて帰るって何だか楽しそう!それだけの気持ちでした。
東海道五十三次の本を入手して、縮尺をはかって、どこまで歩けるのだろうかとモノサシを持つだけで旅気分になれました。「超」が付く苦手な電話も、安い宿を探すためには、(セリフを紙に書いて)頑張りました。(電話をかけるまでに30分くらい心の準備をしますが・・・)
 行き当たりばったりの旅は苦手なので、綿密な計画を立てました。計画を立て終わった頃には、すでに1度旅をしたような気分で、実際歩き始める時には、「(計画確認)の旅」のようになっていました。
 それでも、4月1日から5月28日の58日間ゆっくり時間をかけながら歩いたのですが、今まで何を見てきたんだろう?と自分に問いかけたくなる旅でした。
直線と四角に惹かれてきたはずなのに、曲線の美しさに魅了され始めた旅でした。
この旅を終えて、どのような絵を描き始めるのか、私自身が1番気になっています。

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