[日記]梅

花の名前はさっぱり分からない。

少し前、庭で育った菊を花瓶に生けた母ちん。

それを見た私は「たんぽぽ!」と言った。
母ちんは「あなた、本当に大丈夫?」と。

危機感を抱いたらしい。
次の日、朝起きて「これがかぶらの花よ」と母ちん。
「おはよう」より前に伝えたかったこと。

「おはよう、かぶらの花さん」



そして昨日は野外活動があった。
「梅の花が見たいわね〜」と母ちん。
これはきっと私に「梅」を知っておきなさいということだ。
せんせいが聞いてはいけないことを聞いた。
「今って梅なん?」
母ちんはきっと心でこう思ったに違いない。
「あなたたち・・・!」
(一括りにしたい気持ち、よく分かります・・・)


母ちんはお花を見るのが好きだ。
季節ごとに咲く花を楽しみにしている。
足が悪くて、お散歩も近くしか行けないけど、今日は「○○の花を見つけた!」
と嬉しそうに話してくれる。
「見て見て!」とスマホで見せてくれるその写真は、いつもピンぼけしている。力加減が難しくなった指ではどうやらうまく撮れないらしい。

昨日行った梅がある神社は、せんせい父とよく来た場所だから、せんせい父と一緒に梅を見ていたのかなぁ。

今日は梅の学習と思って、いっぱい梅を見る。
そして写真を撮る。

今日、写真の整理をした。
嬉しそうな顔が見たくて、母ちんの横に座る私。
母ちんのスマホに送った。

特等席で見ました。「まぁ〜♪」というお顔。
施設で暮らすお友だちに、元気が出るようにこの写真を送るそうだ。


もう少しで桜の季節もやってくる。
母ちん、安心してください。「桜」は知ってるよ。

今度は桜を見に行こうね。

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