「日記」女性専用車両

女性専用車両に乗る時、いつもドキドキする。
ドキドキする理由は、男性だと間違われて、隣の車両に行くように言われることがあるから。

私は、髪の毛が短くて、泳いでいたから肩も大きい。服装もパーカーにズボン、靴はスニーカー。黒いリュックを背負って出かけることが多い。

人がわずかな時間で性別を判断するには、ちょっと時間が足らないのかな。

コロナになってから、すっかり電車に乗ることが減ったけれど、最近、難波まで通いながら絵を描いていて、電車に乗ることが増えた。夜まで描いている日もあって、帰りの電車は安心のため、女性専用車両に乗るようにしている。

電車の扉が開いて、先に乗っている人の視線がこちらに突き刺さる日がある。
悪いことをしているわけではないけれど、「なんでこの車両にいるの?」と睨むように降りていく人と出会うと、心がちょっと痛くなる。
ちょっとなのは、もうずいぶん慣れたことが大きい!

日中に女性専用車両に乗ると、大阪の正義のおばちゃんとも出会う。
私が女性専用車両に乗ると、「あんたここちゃうで、隣の車両に行きや!」と言われることがある。その度「すみません。女性なんです・・・。」と言うと、「えっ!ごめん!いや〜よく見たら、べっぴんさんやわ〜。よく間違えられるやろ〜?」とお世辞まじり&ボディタッチ多めの謝罪?会話が始まる。私が降りる駅まで、喋り続けてくれる。最後のお別れには、飴ちゃんもくれる。

ちょっと嫌な気持ちになるけれど、日中に出会うおばちゃんや、会社帰り、目で訴えかける人も、悪気どころか正義感を持っているから、やめてくださいとも言えないな〜とせんせいとよく話す。

このことが起こるのは、女性専用車両だけではない。トイレに行く時もある。並んでいると、清掃員の人から「ここは女性トイレです!」と言わることもあれば、すれ違いざまにジッーっと見られる時もある。

やっぱり心は良い気持ちはしないけれど、女性が被害に遭うことを見逃したり、見過ごしたりしないで、みんなで防ごう・守ろうとしているのだと思うと、「すみません。女性です・・・。」と言う以外に言葉は浮かんでこない。

だって、その人が勇気を出して声をかけたのに、もし私が怒るように反発したことで、次からは声に出すのはやめておこうと思ってしまうと、守られる人の数が少なくなってしまいそうな気がするから。

もちろん今はLGBTQという性があって、性についての概念も変わっていくけれど、人の心が傷を負わないように動こうとする力はどれだけ時が進んでも変わってはいけないと思う。

昨日、美容院に行った。また髪の毛が短くなった。

今度、女性専用車両に乗って「あんたここちゃうで!」と、また同じように言われた時、私は申し訳ない気持ちではなくて、「女性です」と笑って言えるといいなぁ。

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